財産を残す方のお悩み

ホーム  >  財産を残す方のお悩み  >  「相続」への準備として考えておきたい3つのポイント

自分の相続について相談したい

「相続」への準備として考えておきたい3つのポイント

相続への想いや心配はたくさんありますが、「相続」のポイントは、3つに整理することができます。

1.遺産分割・遺言  (大切な人に財産を遺してあげたい)

遺産をどのように分割するかは大きな問題です。

・相続財産は通常、遺された方(相続人)全員の話し合い(遺産分割協議)により、「誰が」、「どれだけ」財産を相続するかを決めることとなります。法定相続分は遺産分割協議の際の目安にはなりますが、不動産があるときは法定相続分のとおりに相続されることはほとんどありません。

・話し合い(遺産分割協議)がうまくいかない場合は相続が「争続」になる可能性があります。
死亡者数(平成23年)    1,253,066人
家庭裁判所に持ち込まれた遺産分割事件数(平成23年)    14,029件

・遺言書を作っておけば、自分でどのように相続させたいかすべて自分で決めることができる。遺言書を作ることは遺産相続争いを回避するのに大変有効な手段です。

大切なご家族の事を思いやり、遺産分割の方向性をあらかじめ決めておくことは重要なポイントです。

2.資金の準備  (死亡後、家族がすぐに使えるお金を確保しておく)

相続の時お金がすぐに引き出せず、さまざまな資金に困る可能性があります。
さまざまな資金とは、葬儀費用、当面の生活資金、相続税納税資金などです。

相続発生から現金受け取りまでの流れ
・預金口座の凍結

・遺産分割協議

・遺産分割協議書の作成
※相続人全員の署名、押印、印鑑証明書の添付、戸籍謄本等の収集が必要

・名義変更

・現金受け取り

遺された家族に安心してもらうためにも、いざというときにすぐに使えるお金を準備することは重要なポイントです。

3.相続財産の評価  (相続税がどのくらいかかるか心配)

相続税の基礎控除額を超える部分に対し、税金が発生します。
基礎控除額 5000万円+1000万円×法定相続人の数
平成27年1月1日からは、相続税法改正により3000万円+600万円×法定相続人の数となります。

・相続税は、相続発生後10ヶ月以内に原則、現金で納める必要があります。
・相続財産の合計額が基礎控除額を超えると相続税がかかります。
不動産(土地、建物)、預貯金、国債、株式、生命保険、借金
・誰が相続するかによっても相続時の税額が異なります。
子、配偶者、孫、親、兄弟姉妹

まずはご自身の財産を整理し、どのくらいの財産があるかを把握し、相続税がかかるのかを確認することが重要なポイントです。

財産を残す方のお悩みへ戻る

096-285-6841

このページの先頭へ戻る